とっくに発売してるし...とか思ったあなたは立派なゲームマニア!
これは中国の話。

任天堂が中国市場向けにiQueというゲーム機を出したのが2003年のことです。
もちろん違法コピー天国の中国ですから、ソフトを売って商売が成り立つわけもありません。
したがって、ソフトは最初からダウンロードして遊ぶものとして、中国市場専用に設計されていました。
ところが、任天堂が出資している中国法人「iQue神遊公司」は、その後は全て日本製と全く同じものを発売していきます。
但し、そのままでは高いゲームカートリッジがネックになって売れませんので、汎用のSDメモリカードを差し込む変換ソケットをセットで売っているわけです。(一応本体の改造が必要ですし、変換ソケットもiQueが売っているわけではありませんが...)
ちなみに日本メーカーのDVDプレイヤーもあらかじめリージョンフリーにして販売しています(一応、倉庫の中で秘密裏に行われているらしいです)し、中国市場はむちゃくちゃな常識がまかりとおっています。
ある中国人(公務員さん、PSPも持ってます)に聞いた話では、「日本のゲームはとても面白いが、ゲーム機本体が高くて気軽に買えない。もちろんソフトが有料だったら誰も買わないだろうね。」だそうです。
問題は貨幣価値の違いでしょうが、人民元を10倍に切り上げたところで、彼らはソフトに金を払おうという気にはならないんじゃないかな?きっと...