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魔都上海の真実の姿!

世界1の人口(13億)を擁する中国の中でも最大の商工業・金融都市として発展の一途をたどっている上海。
地理的にも近く、日本と似た4季のある気候、同じ漢字を使う民族の住む場所でもありなじみやすい。

近代都市
中国全体ではまだまだ後進国のイメージが強いんだけど、上海だけ見たら東京をも凌ぐ近代都市だ。
実際、高層ビルの数は東京の10倍もある。(地震があったら半分くらいは崩れるんじゃないかと思うけどね)

金茂大厦(浦東)から外灘〜浦西を撮影。
ガスっているが、上海はこれが普通だ。

同じく金茂大厦(浦東)から東側のマンションエリア。
この端っこには私の住んでいるアパートもある。

近代的なビルの根元には古い住宅が並んでいる。

中国一の繁華街
賑やかな繁華街も上海の特徴。
24時を過ぎてもネオンがまぶしいなんて、他の町では考えられない。
写真は最大の繁華街で常時歩行者天国の南京東路(ナンジンドンルー)。
おのぼりさんと観光客が多く、上海っ子は南側の淮海路(ワイハイルー)の百貨店で買い物をするのがステータス。

南京東路同の夜。
東京に例えるなら新宿だが、ネオンのハデさと節操の無さではこっちが上。

日曜の昼間。
ものすごい人ごみである。
この日は旧正月前で特に人が多かった。

人民広場から淮海路方面を見ている。
ビルの形やライトアップの方法も統一感が無くて楽しい。

4000年の歴史
ちょっと歩けば昔の中国の面影を残す町にも巡り合える。
豫園商場をとりかこむ町並みは、列強の支配下にあった上海で中国人租界として残されたエリアだ。
高層ビルが立ち並ぶ真ん中にも、開発から取り残されたような古びた町並みがあったりする。

豫園商場を取り囲む古い町並み。
本当に古い家もあるが、近代になってそれらしく作られたのもある。

南京路からちょっと外れた路地。
マレーシアのチャイナタウンと雰囲気が似ている。

元日本人租界の中は開発から取り残されている場所が多い。
夜は入っていきたくない場所。

交通環境
自転車での通勤風景を真っ先に思い浮かべるだろうが、上海に関しては交通も発達している。
バス、タクシー(バイタクもある)、地下鉄、高架鉄道、船とさまざまな交通手段があるが、その全てを1枚の交通カードで利用できるのが素晴らしい。
リニアモーターカーまで走ってる。(試験運転中、150元)
2008年のオリンピックに向けて構想中の「北京−上海」鉄道に日本の新幹線が採用されるかは大きな話題になっている。
ちなみに車の運転マナーは驚くほど悪いので、慣れるまでは自分で運転しようと思わない方がいい。

バスは路線も本数も多くて便利。
停留場の案内も親切で、地名さえ知っていれば好きなところにいける。(1〜6元、街中の移動なら2元くらい)
タクシーは割高なくせに数が多く、渋滞の原因になっている。

判りにくいが交差点の真ん中で車が衝突したところ。
公安が来たのは良いが、野次馬も大勢集まってどうしようもなくなっている。
これで事故の現場を見たのは6回目。

浦東と浦西を分ける黄浦江は街の中心部を流れる運河なのだが、上海市内には2本の橋と2つのトンネルしか通っていない。
便利なのが渡し舟。人間は0.5元、自転車で乗ると1.3元。

地下鉄のホーム。
駅の液晶画面に映っているのは次の電車が到着するまでのカウントダウン。せっかちな中国人は争うように乗り込む。

これが噂のリニアモーターカー。
空港に向かうタクシーの中から見えたので慌てて撮ったが、あっという間に行き過ぎてお尻の一部しか写っていない。

上海駅。結構立派な建物だ。
長距離のチケットは予約が必要。パスポートも忘れずに!

街角にて...
小中学生の遊ぶ姿は意外に見かけないが、おじさん&おじいちゃん達が麻雀や将棋をやっているのは良く見かける。
女の人が遊んでいる姿はほとんど見かけない。

日本の牌より大きめで、河はぐちゃぐちゃ(フリテン無し)なのが中国麻雀の特徴。
牌が大きいのはイカサマ防止のためだそうだ。

これは将棋。日本で言う軍人将棋のルールに近い。(っていうか中国から来たものか?)
将棋盤も駒も手作りで味がある。

これは面白そう。ビリヤードの変形版。(日本では見かけなかった)
エアホッケーみたいなツルツルのテーブルの上で、円盤状のターゲットを打って取り合う。

広場・公園で過ごす
広場は入場料を取られないが、××公園はとられることが多い。(2〜3元、世紀公園は10元も!)
公園で運動(太極拳とかダンスとか)している人、歩いているだけの人、ただ座っている人、何しろ公園でのんびり過ごしている人が多い。
「遊ぶところが少ないから」と言うのも正解だろうが、彼らは好んでそうしているように思われる。
公園によって若干過ごし方の傾向が違うので、いろいろ回ってみるのも楽しい。

世紀広場では邪魔な木の枝や電線がほとんど無いので休日は凧揚げのメッカになっている。(ゲイラカイトの変形版が主流)
時間によっては凧揚げをしている人の何倍も凧売りがいる。

人民公園の中は緑が豊かで、記念写真を撮るのうってつけ。
ブラブラしていたらコスプレの一団に出くわしてしまった。
やっぱり中国にもいるんだねぇ。

グループ交際?大学生ぐらいの男女3対3でバドミントンをしたりしていた。
健全で宜しい。

世紀公園は10元も取るだけあって芝生や植え込みの管理もしっかりしている。
地下鉄の駅から歩いてすぐなので便利だ。

広大な湖の周りをサイクリングロードが取り囲んでいる。
但し自前の自転車では入れないので、有料の貸し自転車に乗ることになる。

湖の周りには橋や展望台も整備されており、季節ごとの花も楽しめる。