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上海で観光してみました。


上海の観光といっても、ガイドブックで紹介されているようなところは1週間もあれば周れる。
観光地よりも街歩きの方が楽しいし、名所見物よりも人との出会いの方が何倍も楽しい。
でも、とりあえずは観光名所もどうぞっ!
上海に初めて来る人にお薦めの順番で並べてあります。
位置関係が判り難い!というあなたに簡単な手書き地図です。

豫園(イーイエン)&豫園商場
列強の支配下にあった上海で中国人租界として残されたエリアなので、昔の中国の雰囲気が味わえる。
上海小吃で有名な緑波廊酒楼や小龍包の南翔饅頭店、お茶の湖心亭など有名どころが満載。
上海にはじめて来る人にはお勧めの場所である。

夕方の豫園商場。
この時間に来るのが一番きれいだと思う。

豫園商場の一角。
近代になってから作り直されたものらしいが、趣の有る町並みだ。

豫園の内部。
中国の人は岩の形状が複雑であればあるほど価値があると思っているらしい。

豫園商場の一等地に有るスタバ。(ちょっと周りの風景から浮いてる)
マックもケンタもあるのでご安心を。

南翔饅頭店で小龍包子を食す。
ここは6個で20元する高い席。一階で並べば16個で8元。美味しい。

お茶で有名な湖心亭。
お湯を注いで花が開く高級ジャスミンティーが一杯50元。買うと10元、安い店なら4〜6元。

外灘(ワイタン)
旧イギリス租界がそのまま残る浦西側と、近未来的なビルが立ち並ぶ浦東側の対比が面白い。
昼間は物売りがしつこくてうるさいし、なんといっても夜景がお勧めである。(夜はアベックが多すぎるが...)

外灘から浦東のビル群を眺める、絵葉書でよくある夜景。
何も考えずに写してもビルのバランスが良くて絵になる。

浦西側の夜景。
イギリス租界当時のゴシック建築を生かして、中身だけ作り変えて使っている。

和平飯店北楼&南楼
オールド(マン)ジャズの演奏で有名。まだ行ったことが無いが、演奏そのものは...らしい。

金茂大厦(浦東)の54Fから見た外灘の夜景。

土曜日夕方5時ぐらいの外灘。
ここで夜景がきれいな7時くらいまで2時間ぐらい何もせず座っている人が多い。

このアベックもずーっと動かずぼーっとしていた。
(それを知っている私も相当な暇人だ)

金茂大厦(ジンマオターシャ)&東方明珠(ドンファンミンジュ)
世界で3番目に高い(420.5m)ビルとアジアで一番高いテレビ塔、周囲にも100以上の高層ビルが並ぶ近未来エリア。
お薦めは金茂大厦の54F(グランドハイアットのラウンジ、ここなら入場料不要)
次いで88階の展望台(50元)、東方明珠はてっぺんまで上ると100元もとられる。

浦東は新しく開発された地区なので、中心部をちょっとはなれると途端に人が少なくなる。

金茂大厦88F展望台から内側のグランドハイアットを眺める。
外の景色よりも興奮するかも?

金茂大厦から東方明珠を見下ろす。
思ったより楽しくない。

人民広場(レンミンゴンチャン)&上海博物館
浦西市街地の中央部、地下鉄1号線と2号線のターミナル駅でもある人民広場は名実共に上海の中心。
ここはいつもたくさんの屋台で賑わっている。
中には人民公園(入場料2元)、上海博物館(20元)もあるのでこのエリアで1日観光できる。

休日の人民広場。右奥の建物が博物館だ。
何もせずボーッと座っている人がやたら多く目立つ。

夜の博物館前。ここには私の家に帰るためのバス乗り場があるためしょっちゅう見る。
反対側の噴水もライトアップされていて綺麗。(アベックがうじゃうじゃいる)

人民公園(レンミンゴンイエン)は高層ビルに囲まれた自然を生かした公園。
雰囲気は東京の日比谷公園に似ている。

数十の屋台で賑わっている。
上海にある屋台食のほとんどはここで食べられる。(値段もそんなに高くない)

東台路:骨董市場
お土産探しには骨董市場も面白い。
豫園老西門のあたりも賑やかだが、量の多さとモノの怪しさが突出している東台路がお勧め。
ホンモノはちゃんとしたお店のショーケースに収まっているが、値段の根拠が判らないのでパス。
露天の品物の中から当たりを探すのは素人には困難なので、見た目で気に入ったものを探す。

客層は中国人、日本人、欧米人がそれぞれ3割くらいずつ。
日本人はケチだけどだまされやすい。欧米人は気に入ったものなら金を惜しまない。
らしい...

奥まった店ではソーケースに入ったホンモノ(らしきもの)が売られているが、露天の店先に並んでいるのはクズかコピー商品。
こんな店が100軒以上並んでいる。

常陽服装礼品市場(シャンヤンフージュアンリーピンシーチャン)
洋服、かばん、小物、などなどの露天が何百軒も集まっている。
中には良い物もあるんだけど、ニセモノブランド品のお誘いがしつこくてゆっくり見ていられないのが欠点。
値引き交渉が必須で、ネクタイやTシャツなら8元くらいが目安。
ニセブランドのカバンが70元〜、ロレックスのC級品が70元、A級品は400元〜
ニセ時計のカタログCDを入手しましたので、興味のある方はどうぞ!

SARS騒ぎも収まってきたので、人出もかなり戻ってきました。

店頭に並べてあるコピー品はほとんどC級、量も少ないです。

アディダスとかナイキもコピー品が普通。

薄暗い路地を入っていくと、普通の民家でコピー品の卸売りをしています。

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上海雑技
上海といえばカニとサーカスを思い浮かべる人は多いだろう。
意外とステージが狭く、空中ブランコが無いのが残念だ。

テントみたいなところだと想像していたが、立派な建物(ポートマン)の中でビックリ。

失敗も結構ある。だけどそれにめげずにがんばる少年達に拍手!

魯迅公園&記念館
自然を生かした公園が落ち着いた雰囲気になっている。(入場料2元)
記念館のほうは日本にもゆかりのある魯迅先生の資料が陳列されている。
書画に興味があれば面白いんじゃ?

思い思いの楽器を持ち寄って演奏をしている。
いろんな曲と楽器が混ざってぐちゃぐちゃに聞こえるが意外と耳障りではなく、むしろ調和しているのが不思議。

路面に水で書を写している。
こんなのはここ魯迅公園でしか見たことが無い。

こちらは扇子に魯迅の書を書き写している。扇子とか紙を持ち込めば無料で書いてくれるようだ。

記念館の中は整備が行き届いており、人が多いのにもかかわらず静寂な雰囲気。

魯迅先生のお墓の前で遊ぶ少年。
えらくなるんだぞ。

大世界&新天地
大世界は租界時代の悪の巣窟(飲む打つ買うの3拍子揃った素敵なところ)というイメージだったが、今は子供向けのアミューズメントビルになっている。
新天地はヨーロピアン風に新しく作った街で、石畳の町並みにオープンカフェなどが並んでいる。
今の上海からは浮いている存在?

ここで「アヘンある?」とか聞いてはいけない。

クリスマスとかはめちゃ綺麗だった。

玉仏寺(ユーフースー)
上海市内のお寺では一番見ごたえがあると思うけど、日本のとそう変わらないのでお寺好きな人向け。
同じお寺ならバンコク@タイとかクアラルンプール@マレーシアの方が絶対面白い。

バスで来るとどこにお寺があるのか判らない。
そんな時はこの黄色い壁を探してください。

中に入っても目立つのは観光客ばっかり。
特に西洋人を多く見かける。

本堂?ではお祈りをしている中国人もちらほらいました。
安心安心。