タメル=ツーリストエリア
外国人ツーリストのエリア「タメル」は、バンコクならカオサン周辺といった雰囲気だ。
一泊$5〜$20程度の安宿が密集している。
私が泊まったのは$25の中級ホテル、マルシャンディ(NHKクルーがネパール取材で泊まったそうな)
狭い道沿いにビッシリ土産物屋、両替屋、レストラン、バーなどが並んでいて、歩いている人の3割方は外国人だ。(その外国人の9割は欧米系)
狭い路地は車では不便なので、リクシャーが活躍する。
コレ決して観光客向けということだけではなく、地元の人も普通に使っているようだ。

暗くなってから歩いていると、「マリファナあるよ〜、チョコあるよ〜」といった声も頻繁にかかる。(短期の旅行で服に匂いや葉っぱのカスが付きそうだったのでやめておいた)
風俗は無さそうな感じ。
バーに行っても売春婦っぽいおねいちゃんは居ないし、むしろ全然声をかけられないのが寂しいくらいだ。
あえて言うなら、マッサージ屋で「スペシャルどう?」と言われるくらいのもんで、中国に比べても健全な街である。


洒落たレストラン、変な土産物屋、欧米人パッカー、足して3で割ればカオサン@バンコクの匂い。
だいたいあってるでしょ?


バザールでござーる
旧市街の中心ともいえるインドラ・チョークからアサン・チョークにかけての一帯は、ローカル向けの一大バザールのエリアでもある。(チョークっていうのは交差点広場みたいな意味?)
タメルとダルバールの中間ぐらいにあるので、歩いて観光するなら必ず通る場所。
ローカルの匂いがぷんぷんして、カトマンズ的な場所って感じだ。
日用雑貨、食料品、衣類、みやげ物などが軒を並べていて値段も手ごろである。
スパイスや岩塩の量り売りや、良く判らないハッパを売っていたりするのが目に付く。
ここで売っていた豆腐を味見させてもらったが、驚いたことに日本と同じ味だった。(中国よりも日本に近い)




人気寺院にはサドゥーがセット
人気の寺院では伸ばし放題のドレッドヘアー爺さん「サドゥー」(ヒンズー教の出家僧、行者)も多く見られる。
本場インドのサドゥーは「ヨガの達人で偉い人」なイメージなんだが、ここネパールでは「サドゥーの成れの果て」なのか、はたまた「サドゥーのまねをする乞食」なのか、「コスプレの大道芸人」としか思えない連中ばかりが目に付く。
大半は愛想がよく、カメラを向けるとポーズを作ってくれるが、もちろん後でバクシーシ(お布施)を請求される。
右手を体の前に出して、親指と人差し指を小さくすり合わせながら「バクシーシ」と静かに唱える。
Rs20を渡したら「ハンドレット」と厳かに言われ、思わずRs100出しそうになった。


写真の彼女(中国人かな?)は写真を撮る前に「バクシーシ」をやられてしまったので、「3人まとめてRs100でOK?」みたいな交渉をするはめになっていた。
左の2人のサドゥーが、料金交渉を真剣に見つめていたのが笑えた。

みんなでサイコロ賭博
どこに行っても同じサイコロ賭博をやっている。
ルールは良く判らなかったが、マークが書かれた6マスの盤(布)に直接現金を張って、サイコロを1つ、または複数個一度に振って、出た目で配当が決まる。
子供同士、若いお姉ちゃん同士、子供から大人まで混じって大きな場になっていたりとさまざまだが、みんなギャンブルが大好きみたいだ。




サリーとクルタ
右のおばさんの着ているのがサリーで、インド女性の民族衣装として知れている。
ネパールでも既婚女性の正装として着られることが多いようだ。
左の若い女性はクルタという、これもインドの民族衣装だ。
こちらは若い女性が普段着として着ることが多くて、基本はクルタ(丈の長いシャツ)&スルワール(ズボン)&ショールの3点セット。
色の組み合わせや、ショールの使い方など、バリエーションも豊富で美しい。
額の化粧(なんていう名前だったか忘れた)もファッションとして生かされている様だ。

クルタのバリエーション。
衣装もいいけど、単純に美人の確率が高い気がする。
やっぱりインド系は世界ミスコンでは常に上位にランクするし、美人度が高いよね。


対して男性用の民族衣装は、いまいち特色が無い。
トピーと呼ばれる帽子が正装には欠かせないらしいが、Rs100くらいで売っていてちゃっちい。
しかも、街中でかぶっているのを見かけるのは中年以上、というよりは高年層の方々が主流だ。
華が無いねぇ。。


やっぱり子供は可愛い
どこの国でも子どもは可愛いんだが、ここの子達は整った顔立ちで、将来美男美女になりそうな子が多いと思う。
君たちの将来が輝いていることを願ってます。





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