GUAMにいこう!
ノンフィクション・グアム旅行記
PAGE(4/4)
最終日:快晴

11.うれしいやら悲しいやら

昨晩はちょっと早めに寝てしまったので朝の4時には目が覚めてしまった。(俺は普段は睡眠時間3時間、疲れているときでも連続6時間以上は寝ていられない体質である。)そこでてっぺー氏を起こさないように朝の(夜か?)散歩に出かけることにした。

空には月が出ていて星も見えた。どうやら今日は晴れそうである。繁華街の入り口まで歩くと、両替屋の入り口のテーブルでお巡りさんが本を読んでいた。呼び止められるかな?と思ったが、ちらっとこちらを見たあとそのまま読書に戻った。7年前に来たときは、夜は男数人で歩いていても危ないと注意されたものだが、グアムもだいぶ安全になったみたいだ。暫く歩くと俺の横に車がとまり、男が降りてきて呼び止められた。「オニイサン、アソバナイー?」ちょっとためらったが「ソーリー、ノーマネー」であっさり引き下がってくれた。よくやることだが、日本語で話しかけられているのに英語で答えてしまうのは後から恥ずかしさが込み上げてくる。その後も2人に声をかけられたがあまり危険な感じはしなかった。

ホテルに戻ると飛行場からの送迎バスが到着していてロビーは日本人で賑わっていた。「昨日まで天気が悪かったことなんて関係ないんだろーなー」なんてことを考えたが当然のことである。部屋に戻りベッドでウトウトしていると朝になった。水平線近くは雲がかかっているものの、快晴になりそうな空であり案の定そのうち日が照り出した。最終日になってやっと晴れてくれたのは嬉しいのだが、ちょっとスケジュールがずれていたら...と思うと悲しい気分だ。


12.つかの間のビーチリゾート気分

「外で朝飯を取りながら、ビーチでも覗いてみようか?」ということにしてホテルを出たが、朝っぱらから飯を喰える店は見当たらなかった。コンビニで何か買おうかと思っていた矢先、ビーチに抜ける道を発見し海に向かう。ビーチサイドの店は10:00からのオープンで、まだ一時間以上あったが天気もよかったのでここに腰を落ち着けてのんびり待つことにする。見渡せば青い空と海、白い砂浜に椰子の木で、やっとビーチリゾート気分である。

リクライニングチェアーを貸し出している店があったので、尋ねてみると$50だと言われる。「そりゃ高いよ!」と文句を言うと、あっさり「$10のもある」そうだ、聞いてみると海に近い方が$50でそこから数メートル下がると$10になるらしい。まったくいい加減な商売をしていると思ったが、俺ら以外の日本人は皆ちゃんと$50払っている様子である。もしかすると俺ってけちん坊なんだろうか?


ビールを飲みながら待っていたが、店が開いたのは10:30過ぎていた。俺は焼き飯、てっぺー氏はハンバーガー(マクドナルドがよほど物足りなかったようである)をオーダーすると、おばちゃんに「5分待って」と言われた。出来上がったのはそれから20分後であったが、その位の感覚でないとここではやっていけないのかもしれない。


13.帰路

チェックアウトした後も出発まで時間があったのでホテルのプールでのんびりする。天気がいいとプールにいても十分リゾート気分でいられる。やっと晴れたのにもう帰らなければいけないのがつらい。

帰りの飛行機はまたもや喫煙席でも窓際でもない席である。雲の上の夕焼けが見れたのが唯一の救いであった。


ここの絵は大きくしてご覧になれます。

さて、帰りは関空経由の羽田行きである。これもノースのストの所為なのだが、どうせ俺は翌日も休みとなっているし、関空に行くのは初めてなので全然OKである。
預け荷物もない俺たちは、かなり急いで入国審査を済ませ税関のゲートに向かった。今度は窓際の席か喫煙席をGetするためである。ところが、またしても俺が引っかかりさんざん質問を受けることになった。やけに素早く出てきたのと、パスポートがきれいなわりに荷物が少ないのがあやしいと言うことである。
確かにディバッグ1個のみの荷物は少ないのかもしれない。パスポートも期限切れで作り直しているので新品である。しかーし!グアムに入る所でも引っかかっている俺としてはかなりうんざりである。
俺の顔って怪しく見えるのであろうか?ちょっと悲しい気持ちになる。

そのかいあって、俺たちは運よくスッチー前の窓際席をGetすることに成功した。
グアムでおねーちゃん運に恵まれなかった俺は、「最後に来てちょっとラッキー!」と浮かれていたが、離陸前に目の前に座ったのは30才前後のおねーさんであった。(それでも俺らのより若いのだが...)
とりあえず、礼儀としてそのスッチーといろいろ話をしてみたが、なかなか良い話も聞けたので吉としておこう。
(コラム[スッチーの話]参照)

グアム旅行記は、とりあえずここまでである。
天気さえよければもっと楽しかったはずであるが、まあこんなグアムであった。
グアムに行く人にお願いがある。
ジョージに会ったら中指を突き出して「ファックユー!」と言っておいて欲しい。

次回は「プーケットでウハウハ」か「バリでヘロヘロ」をお届けしたいと思っている。


BACK
TOP